ツボのお手当〈腰痛編〉

ASSAの斗谷です。

さて、本日は腰痛に効果的なツボのお手当についてご紹介します。

ご紹介するのは腰回りに効果のある4つのツボです。
腰が痛い、重い、だるいなどといった症状のある方はもちろん、まだ症状がない方にも腰痛予防としておすすめですよ。

①中封(ちゅうほう)

中封(ちゅうほう)は腰痛や股関節の痛みによく使われるツボで、ここを刺激すると股関節の周辺の筋肉が柔らかくなります。

腰痛って腰が原因だと思われがちですが、
股関節の動きが悪いがために腰に負担をかけてしまっているケースが非常に多いです。

実際、私が腰痛の施術する際に、
股関節の動きを整えただけで改善してしまうことも珍しくありません。
腰と股関節の筋肉は連動して動いているので、
股関節の動きを良くするすると自然と腰も柔軟になります。

腰が疲れ気味の方は、
まずは中封を使って腰の負担を減らしてみましょう。

中封(ちゅうほう)の場所

内くるぶしの前のへこんだ所にあります。
(足首を反らすと浮き出る太いすじ(腱)と内くるぶしの間のへこみです。)

お手当の仕方

中封を見つけたら、
親指を使って痛気持ち良い強さで指圧してみましょう。
そして、可能ならば指圧したまま足首を曲げたり伸ばしたりしてみてください。
こうすることで、
股関節の筋肉がほぐれてきます。

お灸をお持ちの方は、お灸を中封に3回ほどすえるとさらに効果的です。

②委中(いちゅう)

委中(いちゅう)は腰、背中の症状の特攻穴と言われるツボです。
下半身の気血の巡りを整えてくれるので、
背中や腰はもちろん、下半身がむくんでいたり足腰がだるい時にもおすすめです。

委中(いちゅう)の場所

膝のうらの横じわの真ん中にあります。
押さえてみると脈拍を感じるところです。

~お手当の仕方

膝を軽く曲げた状態で、両手の中指を委中に当てて、軽く指圧しながら上下にゆすります。

お灸がある場合はうつ伏せか横向きになって、
お灸しましょう。
※委中は一人でお灸するのが難しいので、
不安な方はご家族やパートナーにお願いしてみてくださいね。
基本は3回、下半身のむくみや冷えがきつい方は5回ほどすえてみましょう。

③飛揚(ひよう)

飛揚(ひよう)はふくらはぎにあるツボで、
体の後ろ側(背中側)のこわばりを和らげる効果があります。
また、飛揚を刺激すると下半身がしっかりして、
足腰の力が入りやすくなります。

~飛揚(ひよう)の場所~

ふくらはぎの後面で、外くるぶしのすぐ後ろのへこみから親指の第一関節の幅7本分上がったところにあります。

お手当の仕方

右なら右手、左なら左手の親指で
痛気持ち良いくらいの強さで指圧してみましょう。

ふくらはぎがこっている方は指圧したまま、
ふくらはぎを揺らすようにゆすると
コリがほぐれやすくなります。

お灸がある方は3回ほどお灸をすると、
さらに効果的です。
その場合は椅子に座るか、
床に膝を立てて座って行いましょう。

④帯脈(たいみゃく)

腰痛のなかには、ホルモンバランスの乱れによって起こるケースもあります。

帯脈(たいみゃく)は丁度ウエストのラインにあるツボで、骨盤内の血行を促してホルモンバランスを整える効果があります。
慢性的に腰の不調がある方はもちろん、ホルモンバランスが乱れがちな方にもおすすめです。

~帯脈(たいみゃく)の場所~

ウエストのライン上で、おへその高さから真横にずらした位置にあります。

~お手当の仕方~

帯脈(たいみゃく)を親指の腹を使って
痛くない程度の強さで押さえます。
1回3秒のペースで、
20回ほどプッシュしましょう。

また、可能であれば帯脈を押さえながら
腹式呼吸をするとより腰回りの緊張がとれやすく効果的です。
(痛みが強い場合などは避けてください。)

まとめ

今回は腰の症状に効果的な
ツボのお手当をご紹介しました。
腰の調子が気になる方はぜひお試しくださいね。

ただ、腰の症状は軽度なものから重度のものまで
様々なケースがあります。
長引いていたり、痛みの強い腰痛は
自力で解決できないこともあることでしょう。
そんな時は一人で悩まずに私にご相談くださいね。
ご相談はお問い合わせフォームからどうそ。

また、東洋医学の観点から見ると
腰は体だけでなく、

強い意志力や根気強さと
関係しているところでもあります。

なかなか行動を起こそうとしない人のことを
「腰が重い」と言ったりしますが、

心身ともに活動的になりたいのなら
腰のケアは欠かせません。

最近のあなたは、
エネルギッシュに過ごせていますか?

もし何かと億劫で行動力が落ちているなら、
腰の筋肉が硬くなっているかもしれません。

ツボのお手当で体も心も整えて、
今日も明日も元気に過ごしていきましょうね♪

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